アスファルト防水とは?メリット・デメリット、耐用年数と改修工法を解説

「アスファルト防水とは、どのような防水工事なのだろう」
「トーチ工法と常温工法は何が違うのか」
「マンション屋上のアスファルト防水は、何年で改修すべきなのだろう」

このような疑問をお持ちではないでしょうか。

アスファルト防水とは、アスファルトを含んだ防水材やルーフィングシートを積み重ね、屋上へ防水層を形成する工法です。

複数の防水材を重ねることで、
高い水密性と耐久性を確保しやすい
ことが大きな特徴です。

長い施工実績があり、マンション、ビル、学校、病院、公共施設など、広い屋上を持つ建物で多く採用されています。

一方で、施工方法によっては臭いや煙、火気が発生するため、建物の使用状況や周辺環境に合った工法を選ぶ必要があります。

この記事では、アスファルト防水の仕組み、メリット・デメリット、耐用年数、熱工法・トーチ工法・常温工法の違い、マンション屋上の改修方法を解説します。

この記事の結論

  • アスファルト防水は、防水材を複数層重ねて防水層を形成する工法
  • 高い水密性と耐久性を確保しやすい
  • マンションやビルなどの広い屋上に適している
  • 熱工法・トーチ工法・常温粘着工法などがある
  • 露出仕様と保護仕様では、改修時期の目安が異なる
  • 既存防水層の状態によって、部分補修・かぶせ工法・撤去工法を選ぶ

アスファルト防水とは

アスファルト防水とは、アスファルト系の防水材とルーフィング類を組み合わせ、複数の層からなる防水層をつくる工法です。

ルーフィングとは、合成繊維不織布などの基材へアスファルトを含浸・被覆させたシート状の防水材料です。

アスファルトには水を通しにくい性質があります。さらに、ルーフィングを複数層重ねることで、一部に不具合が起きても、別の層が雨水の侵入を抑える構成にできます。

この積層構造が、アスファルト防水の高い防水性能と耐久性を支えています。

アスファルト防水で使用する主な材料

  • 防水工事用アスファルト:ルーフィングを貼り付け、防水層を一体化させる材料
  • アスファルトルーフィング:防水層を構成するシート状の材料
  • 改質アスファルトシート:合成ゴムや樹脂などで性能を改良した防水シート
  • プライマー:下地と防水材の接着性を高める材料
  • 仕上塗料:露出防水層を紫外線や熱から保護する材料
  • 保護コンクリート:防水層を歩行や紫外線、衝撃などから守る保護層

アスファルト防水の主な種類

アスファルト防水には、使用する材料や施工方法によって複数の工法があります。

代表的なのは、次の3種類です。

工法 施工方法 主な特徴 注意点
熱工法 溶融したアスファルトでルーフィングを貼り重ねる 長い施工実績があり、複数層の防水層を形成できる 施工時に煙、臭い、熱が発生する
トーチ工法 改質アスファルトシートの裏面をバーナーで加熱して貼り付ける 溶融釜を使わず、熱工法より施工設備を抑えやすい 火気を使用するため、安全管理が必要
常温粘着工法 粘着層付きの改質アスファルトシートなどを常温で貼り付ける 火気、煙、臭いを抑えやすい 下地処理と圧着、接合部の施工管理が重要

アスファルト防水の熱工法とは

熱工法とは、防水工事用アスファルトを専用の釜で溶かし、アスファルトルーフィングを複数層貼り重ねる工法です。

溶融したアスファルトがルーフィング同士の隙間を埋めながら一体化し、厚みのある防水層を形成します。

アスファルト防水の中でも長い施工実績があり、高い防水性能が必要な大型建築物で採用されてきました。

熱工法のメリット

  • 複数層を積み重ねた防水層を形成できる
  • 水密性と耐久性を確保しやすい
  • 長年にわたる施工実績がある
  • 保護コンクリート仕上げにも対応できる
  • 建物や用途に応じて層数や仕様を選べる

熱工法のデメリット

  • アスファルトを加熱するため、煙や臭いが発生する
  • 高温の材料を扱うため、火傷や火災への安全管理が必要
  • 専用の溶融釜や施工設備が必要
  • 住宅密集地や営業中の建物では採用しにくい場合がある
  • 専門的な技術を持つ施工業者が必要

トーチ工法とは

トーチ工法とは、改質アスファルトシートの裏面をトーチバーナーで加熱し、アスファルトを溶かしながら下地へ貼り付ける工法です。

溶融釜で大量のアスファルトを加熱する必要がないため、従来の熱工法と比べて施工設備を小さくしやすく、煙や臭いも抑えやすい特徴があります。

既存のアスファルト防水を改修する際にも使用されます。

トーチ工法のメリット

  • 溶融釜を使用せず施工できる
  • 熱工法より煙や臭いを抑えやすい
  • 改質アスファルトシートによる厚みのある防水層を形成できる
  • 既存防水層を残す改修に対応できる場合がある
  • 広い屋上を効率よく施工しやすい

トーチ工法のデメリット

  • トーチバーナーによる火気を使用する
  • 可燃物の近くでは十分な養生と安全管理が必要
  • 加熱が不足すると接着不良につながる
  • 加熱しすぎるとシートを傷める可能性がある
  • 細部や端部の施工には熟練した技術が必要
火気を使用するため、施工環境の確認が重要です木造部分、断熱材、配管、設備、外壁などに可燃物がある場合は、火気の使用が適しているか慎重に判断する必要があります。マンションでは、居住者への案内や火災報知設備への配慮も必要です。

常温工法とは

常温工法とは、アスファルトを溶融したり、トーチバーナーでシート全面を加熱したりせず、常温で防水層を施工する工法です。

改質アスファルトシートの裏面に設けられた粘着層を利用する方法は、一般に「常温粘着工法」または「自着工法」と呼ばれます。

工法や製品によっては、専用の接着剤を併用する場合もあります。

常温工法のメリット

  • 火気の使用を大幅に抑えられる
  • 煙や臭いが少ない
  • マンションや病院、学校などで採用しやすい
  • 営業中・使用中の建物でも検討しやすい
  • 既存防水層を残す改修に対応できる場合がある

常温工法のデメリット

  • 下地の汚れや水分が接着性に影響する
  • 気温が低い時期は粘着性能に注意が必要
  • シートの圧着が不十分だと浮きや剥がれにつながる
  • 重ね部分や端部の施工管理が重要
  • 製品ごとの施工手順を守る必要がある

アスファルト防水のメリット

1.高い防水性能を確保しやすい

アスファルト防水は、ルーフィング類を複数層重ねて防水層を形成します。

一つの層だけに防水性能を頼らないため、厚みのある水密性の高い防水層をつくりやすいことがメリットです。

2.耐久性に優れている

適切な仕様と施工、定期的な点検を行うことで、長期間にわたって防水性能を維持しやすい工法です。

特に、防水層の上をコンクリートなどで保護する保護仕様では、紫外線や歩行、飛来物などの影響を受けにくくなります。

3.施工実績が豊富

アスファルト防水は、国内でも古くから屋上防水に使用されてきました。

マンション、ビル、学校、病院、公共施設など、多くの建物で採用された実績があります。

4.広い屋上に対応しやすい

平らで面積の広い屋上に防水層を連続して形成できるため、マンションや大型施設と相性のよい工法です。

5.保護仕様と露出仕様を選べる

アスファルト防水には、防水層の上を保護コンクリートなどで覆う保護仕様と、防水層を表面に露出させる露出仕様があります。

人が歩く屋上や屋上利用がある建物では保護仕様、建物への重量を抑えたい場合などには露出仕様が検討されます。

6.断熱工法にも対応できる

防水層と断熱材を組み合わせることで、屋上から伝わる熱への対策を行うこともできます。

マンション屋上の改修時に、防水性能だけでなく断熱性能の向上を検討することも可能です。

アスファルト防水のデメリット

1.工法によって臭いや煙が発生する

熱工法では、アスファルトを高温で溶かすため、施工中に独特の臭いや煙が発生します。

周辺に住宅や店舗がある場合は、工法の選定や近隣への案内が必要です。

2.火気を使用する工法がある

熱工法やトーチ工法では、高温の材料やバーナーを使用します。

可燃物の養生、消火設備の準備、施工後の確認など、十分な火災対策が必要です。

3.仕様によっては重量が増える

防水層の上に保護コンクリートを施工する場合は、屋上へ加わる重量が大きくなります。

既存建物の改修では、建物の構造や積載荷重を確認する必要があります。

4.狭い場所や複雑な形状には向かない場合がある

配管や設備、細かな凹凸が多い場所では、シートの加工や重ね部分が増えます。

複雑な屋上では、ウレタン防水などの塗膜防水が適している場合があります。

5.専門的な施工技術が必要

ルーフィングの重ね幅、アスファルトの温度、シートの加熱状態、端部の処理などを適切に管理する必要があります。

施工経験が不足していると、接着不良や膨れ、継ぎ目の不具合につながる可能性があります。

6.防水層の状態を直接確認しにくい場合がある

保護コンクリートの下に防水層がある場合は、表面から防水層の状態を確認できません。

雨漏りがある場合は、保護層の目地やひび割れ、排水口、立ち上がりなどを含めて調査する必要があります。

アスファルト防水の耐用年数は何年?

アスファルト防水の耐用年数や改修周期は、露出仕様か保護仕様かによって大きく異なります。

仕様 改修検討時期の目安 特徴
露出アスファルト防水 約12~15年 防水層が紫外線や熱、雨風の影響を直接受ける
保護アスファルト防水 約24~30年 保護コンクリートなどによって防水層が守られている

この年数は、全面改修を検討するための一般的な目安です。

実際の状態は、施工仕様、材料、紫外線、排水状況、建物の動き、点検や補修の有無によって異なります。

露出仕様でも適切な仕上塗料の塗り替えや部分補修を行うことで、防水層の劣化を抑えられる場合があります。

一方、年数が浅くても、膨れや剥がれ、雨漏りが発生している場合は早めの改修が必要です。

耐用年数と保証期間は同じではありません耐用年数は防水層を使用できる期間の目安であり、保証期間は施工会社や材料メーカーが定める保証上の期間です。保証期間が終了したからといって直ちに全面改修が必要になるとは限らず、反対に保証期間内でも点検や補修が必要になる場合があります。

マンション屋上にアスファルト防水が適している理由

マンションの屋上は面積が広く、長期間にわたり安定した防水性能が求められます。

一度雨漏りが発生すると、最上階の住戸だけでなく、共用部分や電気設備などへ影響する可能性があります。

アスファルト防水は、複数層からなる防水層を形成できるため、高い水密性と耐久性が必要なマンション屋上に適しています。

マンション屋上での主な採用理由

  • 広い屋上へ連続した防水層を形成できる
  • 複数層によって高い水密性を確保しやすい
  • 保護コンクリート仕上げに対応できる
  • 断熱材と組み合わせた改修ができる
  • 既存アスファルト防水を活用した改修ができる場合がある
  • 大型建築物での施工実績が多い

居住中のマンションで確認したいこと

  • 臭いや煙が居住者へ与える影響
  • 火気を使用できる環境か
  • 資材搬入や作業動線を確保できるか
  • 工事中の騒音や振動
  • 室外機やアンテナなどの設備移動
  • 工事期間中の雨漏り対策
  • 管理組合や居住者への事前案内

居住中のマンションでは、臭いや火気を抑えやすい常温粘着工法が候補になることがあります。

ただし、既存防水層や下地の状態、屋上の使い方によって適切な工法は異なります。

アスファルト防水に見られる劣化症状

防水層の膨れ

防水層や下地に含まれた水分が太陽熱で蒸気になると、防水層を押し上げて膨れが発生することがあります。

膨れが大きくなると、防水層が破れたり、接着部分が広く剥がれたりする可能性があります。

防水層のひび割れ

露出防水層が紫外線や熱の影響を受け続けると、表面が硬くなり、ひび割れが発生することがあります。

ルーフィングの剥がれ・浮き

接着不良や経年劣化によって、ルーフィングが下地から浮いたり、重ね部分が剥がれたりする場合があります。

仕上塗料の色あせ・剥がれ

露出アスファルト防水の表面に施工された仕上塗料は、紫外線や雨によって劣化します。

塗料の色あせや剥がれを放置すると、防水層が熱や紫外線の影響を受けやすくなります。

砂や鉱物粒の脱落

表面に砂や鉱物粒が付いたルーフィングでは、経年によって粒が脱落し、アスファルト部分が露出することがあります。

保護コンクリートのひび割れ

保護仕様では、防水層の上にあるコンクリートにひび割れが発生することがあります。

保護コンクリートのひび割れが、直ちに防水層の破断を意味するわけではありませんが、目地や排水口を含めて点検する必要があります。

排水口周辺の劣化

屋上ドレンや排水口周辺は、防水層の端部が集まる重要な場所です。

シール材の劣化、ルーフィングの浮き、排水口の詰まりなどが雨漏りにつながる場合があります。

早めに点検したい症状

  • 防水層に大きな膨れがある
  • 表面に深いひび割れがある
  • ルーフィングの端部や継ぎ目が剥がれている
  • 仕上塗料が広範囲に剥がれている
  • 保護コンクリートに大きなひび割れや段差がある
  • 屋上に水たまりが長く残る
  • 排水口周辺に隙間や浮きがある
  • 最上階の天井や壁に雨染みがある

アスファルト防水の改修方法

アスファルト防水の改修方法は、既存防水層の劣化状態、下地の水分、雨漏りの有無、建物の構造などによって決めます。

主な改修方法は、次のとおりです。

部分補修

膨れや剥がれ、ひび割れなどが一部分に限られ、周囲の防水層が健全な場合は、部分補修を行います。

劣化部分を切り取り、下地を乾燥・補修したうえで、新しいルーフィングや防水材を重ねます。

仕上塗料の塗り替え

露出防水層に大きな損傷がなく、表面の仕上塗料だけが劣化している場合は、清掃や下地処理を行ったうえで仕上塗料を塗り替えます。

高日射反射タイプの仕上塗料を使用し、防水層の温度上昇を抑える仕様を検討する場合もあります。

かぶせ工法

かぶせ工法とは、既存防水層を全面撤去せず、その上から新しい防水層を施工する方法です。

既存防水層を活用できれば、撤去する廃材や工事中の漏水リスクを抑えられる可能性があります。

ただし、既存防水層の膨れや浮きなどの不良部分は、事前に撤去・補修する必要があります。

既存防水層の撤去・再施工

既存防水層の劣化が広範囲に及んでいる場合や、防水層の裏側へ大量の水が入っている場合は、防水層を撤去して再施工します。

撤去後に下地のひび割れや不陸を補修し、新しい防水層を形成します。

保護コンクリートを残す改修

保護アスファルト防水では、既存の保護コンクリートを全面撤去せず、その上へ新しい防水層を施工できる場合があります。

保護コンクリートの浮き、ひび割れ、目地、勾配、下地強度などを確認して工法を選びます。

断熱防水への改修

屋上防水の改修に合わせて断熱材を設置し、建物の断熱性能を向上させる方法です。

防水工事と断熱改修を同時に行うことで、屋上から室内へ伝わる熱を抑えられる可能性があります。

マンション屋上の改修工法を選ぶポイント

既存防水層を残せる状態か

既存防水層の接着状態が良く、内部に多量の水分が入っていない場合は、かぶせ工法を採用できる可能性があります。

膨れや浮きが広範囲にある場合は、不良部分の撤去または全面撤去を検討します。

火気や臭いを使用できるか

居住中のマンション、病院、学校、店舗などでは、臭いや煙、火気による影響を確認する必要があります。

周辺環境によっては、常温粘着工法など火気を抑えた工法が適しています。

屋上をどのように使用するか

点検時だけ人が入る非歩行屋上なのか、物干し場や設備スペースとして使用するのかによって、防水層の保護方法が変わります。

断熱性能を向上させるか

防水改修は、屋上の断熱性能を見直す機会でもあります。

建物の利用状況や既存断熱材の状態を確認し、断熱防水への変更も検討します。

将来のメンテナンス計画

工事時の価格だけでなく、仕上塗料の塗り替え、部分補修、次回の全面改修など、長期的な維持管理を考えて工法を選ぶことが重要です。

アスファルト防水の一般的な施工工程

トーチ工法の施工工程

  1. 現地調査:既存防水層、下地、排水口、立ち上がりを確認する
  2. 清掃・下地処理:汚れや突起物を除去し、ひび割れや不陸を補修する
  3. プライマー施工:下地と防水シートの接着性を高める
  4. 増し張り:入隅、出隅、ドレン、配管まわりなどを補強する
  5. シートの割り付け:重ね幅や施工方向を決める
  6. トーチ施工:シート裏面を均一に加熱しながら貼り付ける
  7. 重ね部分の処理:シート同士を確実に接合する
  8. 端部・立ち上がり処理:押え金物やシール材で納める
  9. 仕上げ・検査:接合状態や火気使用箇所を確認する

常温粘着工法の施工工程

  1. 現地調査:下地の乾燥状態と既存防水層を確認する
  2. 清掃・下地処理:接着を妨げる汚れや水分を除去する
  3. プライマー施工:製品仕様に応じたプライマーを塗る
  4. 増し張り:ドレンや立ち上がりなどの弱点を補強する
  5. シート貼り付け:離型紙を剥がしながら常温で施工する
  6. ローラー圧着:空気やしわが残らないよう圧着する
  7. 重ね部分の処理:指定された重ね幅と方法で接合する
  8. 端部処理:シール材や押え金物で仕上げる
  9. 検査:浮き、しわ、接着不良がないか確認する

アスファルト防水に関するよくある質問

Q.アスファルト防水の耐用年数は何年ですか?

一般的な改修周期の目安は、露出アスファルト防水で約12~15年、保護コンクリートのある保護アスファルト防水で約24~30年です。ただし、施工仕様や環境、点検・補修状況によって変わります。

Q.トーチ工法と常温工法はどちらがよいですか?

トーチ工法は、加熱によって改質アスファルトシートを強く接着できる一方、火気を使用します。常温工法は火気や臭いを抑えやすいため、居住中のマンションなどで候補になります。既存防水層や施工環境に合わせて選びます。

Q.既存のアスファルト防水を撤去せず改修できますか?

既存防水層の状態が良好で、下地に多量の水分が入っていなければ、かぶせ工法で改修できる場合があります。膨れ、浮き、剥がれなどの不良部分は、事前に撤去・補修します。

Q.マンションに住みながら工事できますか?

多くの場合、居住しながら工事できます。ただし、臭い、煙、騒音、資材搬入、火気の使用などについて、事前に居住者へ案内する必要があります。建物の使用状況に合った施工方法を選びます。

Q.保護コンクリートのひび割れは雨漏りの原因になりますか?

保護コンクリートのひび割れだけで直ちに雨漏りするとは限りません。防水層はコンクリートの下にあります。ただし、目地やドレン、立ち上がりを含め、防水層に不具合がないか確認することが大切です。

Q.アスファルト防水の上にウレタン防水を施工できますか?

既存防水層の状態と施工仕様によっては可能です。膨れや浮きの処理、下地調整、絶縁層、専用プライマーなどが必要になる場合があります。材料の相性を確認して工法を決めます。

Q.雨漏りしていなくても改修は必要ですか?

雨漏りが発生していなくても、膨れ、ひび割れ、端部の剥がれなどが進行している場合は補修や改修が必要です。雨水が建物内部へ入る前に点検することで、被害の拡大を抑えられます。

まとめ|アスファルト防水はマンション屋上に適した高耐久な工法

アスファルト防水は、アスファルト系の防水材やルーフィングを複数層重ね、高い防水性能を確保する工法です。

  • 水密性と耐久性を確保しやすい
  • マンションやビルなどの広い屋上に適している
  • 熱工法・トーチ工法・常温粘着工法がある
  • 保護仕様と露出仕様で改修周期が異なる
  • 既存防水層を残して改修できる場合がある
  • 臭い、火気、重量、施工環境を考慮して工法を選ぶ必要がある

マンション屋上のアスファルト防水を改修する際は、耐用年数だけで判断せず、膨れ、浮き、ひび割れ、下地水分、雨漏りの有無を確認することが重要です。

部分補修で対応できるのか、既存防水層を残してかぶせ工法を採用するのか、撤去して全面改修するのかを、現地調査の結果から判断しましょう。


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